shで計算
ウノウラボ Unoh Labs: シェルスクリプトでプログラミングを読んで、少し遊びたくなった。
シェルスクリプトで演算を行うにはexprを使います。
add.sh
#!/bin/sh A=1 B=2 C=`expr ${A} + ${B}` echo ${C}
確かに、教科書的にはexprだろう。
そもそも、Linuxやcygwinなど、多くのUN*X系OSやUN*Xっぽい環境では、shはbashのaliasだったりするはず。
# FreeBSD(PC-BSD)のshはshのようだけど…。
で、bash環境下では、$(())で計算が出来る。
当然、zsh環境下でも使える。
Owner@fam ~ $ sh --version GNU bash, version 3.2.39(19)-release (i686-pc-cygwin) Copyright (C) 2007 Free Software Foundation, Inc. Owner@fam ~ $ sh -c "echo $((1+2*3))" 7
csh系では別の書き方をする。
%@ x = 1 + 2 * 3; echo $x 7
素のshでは、スペースの位置に気をつけなければならないけど、同じ動きをする。
[pcbsd@pcbsd ~]$ sh -c "echo $(( 1 + 2 * 3 ))" 7
で、整数演算しか出来ないのはまぁ、ご愛嬌というか…。
Owner@fam ~ $ sh -c "echo $((1.0+1.0))" bash: 1.0+1.0: syntax error: invalid arithmetic operator (error token is ".0+1.0")
とはいえ、exprを使うより速度はだいぶ違う事は、覚えておいてもいいのではないか。
Owner@fam ~ $ time for ((i=0;i<100;i=i+1)); do x=`expr 1 + 2`; done real 0m3.903s user 0m2.470s sys 0m1.060s Owner@fam ~ $ time for ((i=0;i<100;i=i+1)); do x=$((1+2)); done real 0m0.030s user 0m0.000s sys 0m0.000s
当然大昔の環境だとこの技は使えないだろうけど、そろそろソコは無視しても良いのではないだろうか。
sedはテキストデータを置換するのによく使われるプログラムです。例えば、先程のbokko.txtの全ての行をbokkoに置換してみましょう。
$ cat bokko.txt | sed -e 's/bok\+o/bokko/g' | uniq bokko $
いまどきのbashは置換もできる。
Owner@fam ~ $ x=(`cat bokko.txt`); for ((i=0;i<${#x[*]};i++)); do echo ${x[$i]/bok*o/bokko}; done | uniq -c
24 bokko(実は s/bok.*o/bokko/gなのは秘密)
いや一般向けにこんなの解説するのはどうかと思うから、コレでいいのだけど。
